起業資金の調達方法5選+α!自己資金なしでも起業できる?

起業する際に必要なお金は、資金調達で集めます。

資金調達の方法や、各手法のメリット・デメリットを解説します。

本記事がおすすめな方
  • 起業をしたいと思っている
  • 起業の資金調達の仕方を知りたい
  • 資金調達方法の選び方を知りたい

資金調達とは

資金調達とは、開業に必要な資金を工面することです。

資金の定義や、調達する際に必要な事業計画書について、把握しておきましょう。

資金調達とは
  • 資金とはなにか
  • 事業計画書が必要

資金とはなにか

起業にかかる資金は、以下の意味で定義されています。

資金(開業資金)とは

起業に伴って、一時的に必要になるお金

起業のための資金には、大きく分けて「設備資金」・「運転資金」・「諸費用」の3要素があります。

設備資金は、事業を始める際に必要な機械・備品を購入するためのお金です。

運転資金には、最初の仕入れ・オフィスの家賃・光熱費などが分類されます。

その他の登記関連・事務手続き・事務用品などにかかるお金は、諸費用に含まれます。

起業しておこないたい事業の内容によって、初期費用の金額は大きく異なります。

資金の内容を項目ごとに整理し、費用対効果・優先順序を検討していく必要があります。

あらかじめ事業の内容を明確化しておき、必要な初期費用を洗い出しましょう。

事業計画書が必要

資金調達の際には、事業計画書が必要です。

事業計画書(ビジネスプラン)とは

事業を今後どう運営し、目的を実現ていくか、具体的な行動計画を記した書類

資金調達の際には、融資・出資してもらう相手へビジネスの内容・計画を伝えます。

相手に実現可能性・返済能力があると感じてもらい、資金を融資・出資する判断をしてもらう必要があります。

判断に必要な情報を具体的・論理的に記載し、相手に伝わる内容を心がけましょう。

起業資金の調達方法5選とメリット・デメリット

資金調達にはさまざまな方法があり、それぞれに特徴があります。

資金調達方法のメリット・デメリットを解説します。

起業資金の調達方法5選
  • 出資してもらう
  • 融資を受ける
  • 補助金・助成金を活用する
  • ビジネスコンテストに出る
  • クラウドファンディングをする

出資してもらう

資金調達では、投資家などに出資してもらうことができます。

出資元は、次の例が挙げられます。

出資元の例
  • エンジェル投資家(個人投資家)
  • ベンチャーキャピタル(VC)
  • クラウドファンディング
  • 社員持株会
  • 他企業
  • 自己資金

投資家にはベンチャーキャピタルだけでなく、「エンジェル投資家」と呼ばれる、起業をサポートしてくれる個人投資家がいます。

近年では、クラウドファンディングにより、多数の個人から少額ずつ資金調達を受ける方法も登場してきているなど、出資元の選択肢が増えています。

出資のメリット・デメリットは、以下の通りです。

出資のメリット
出資のメリット
  • 返済義務がない
  • 顧客・ファンを獲得できる
  • 投資家・VCなどからアドバイスを受けられる
  • 調達の難易度が高い
  • 経営権を握られる可能性がある
  • 保有株比率が下がる可能性がある

融資を受ける

融資は、以下の意味で定義されています。

融資とは

金融機関でローンを組み、お金を借りる手法

融資を受けられる機関には、次の例が挙げられます。

融資を受けられる機関の例
  • 銀行
  • 信用金庫
  • 日本政策金融公庫
  • 信用保証協会

融資のメリット・デメリットは、以下の通りです。

融資のメリット
融資のデメリット
  • 機関によっては、難易度が低い
  • 顧客・パートナーの紹介を受けられることがある
  • 返済・利息の負担がかかる
  • アドバイスは期待できない
  • 起業直後だと難易度が高い

また、融資の際に消費者金融・親族・知人から、個人借入をすることは避けましょう。

消費者金融・親族・知人などから借入をしてしまうと、のちにトラブルに発展する可能性があります。

補助金・助成金を活用する

国・地方自治体の補助金や助成金を活用する手段があります。

現在申請可能な補助金・助成金は、主に以下の通りです。

申請可能な補助金・助成金の例
  • 地域創造的起業補助金
  • 再就職手当
  • 創業助成金

補助金・助成金のメリット・デメリットは、以下の通りです。

補助金・助成金のメリット
補助金・助成金のデメリット
  • 原則、返済が不要
  • 起業前・後どちらでも申請できる
  • 申請期間が限られている
  • 申請通過の難易度が高い場合がある

ビジネスコンテストに出る

ビジネスコンテストに出場し、賞金を獲得する方法があります。

政府・民間企業などがビジネスコンテストを開催しています。

ビジネスコンテストのメリット・デメリットは、以下の通りです。

ビジネスコンテストのメリット
ビジネスコンテストのデメリット
  • 返済が不要
  • 支援が受けられる
  • 腕試しできる
  • PR・ブランディングになる
  • 通過難易度が高い
  • 労力を要する

クラウドファンディングをする

出資の新しい手法として、クラウドファンディングが注目されています。

クラウドファンディングとは

「群衆(クラウド)による資金調達(ファンディング)」という意味を持つ造語で、不特定多数の出資者から、公募で資金を募る出資方法

クラウドファンディングでは、サイト上にプロジェクトを掲載し、背景・目的に共感した支援者が出資します。

クラウドファンディングのメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 返済が不要
  • 支援が受けられる
  • PR・ブランディングになる
  • 目標金額に行かない場合もある
  • 強いストーリーがないと出資が集まらない

資金調達の注意点

資金調達する際に、知っておきたい注意点を解説します。

資金調達で知っておきたいこと
  • 自己資金で30%分を用意する
  • 運転資金・生活費を用意しておこう

自己資金で30%分を用意する

開業資金のうち、自己資金で30%分を用意しておきましょう。

開業資金のほとんどを融資などに頼ってしまうと、後から利子を含めた返済に困る場合があります。

自己資金で最低でも30%以上用意しておくことで、返済額を少しでも抑えられるでしょう。

運転資金・生活費を用意しておこう

開業資金には、設備資金と運転資金が含まれます。

開業資金というと設備資金ばかりを想像する方が多く、運転資金は忘れられがちです。

事業が軌道に乗るまでは半年ほどかかるため、起業時には少なくとも半年分の運転資金を用意しておきます。

また、自分自身の生活が困窮しないよう、生活費を数ヶ月〜半年分は貯蓄しておきましょう。

資金なしの起業ならサーチファンド

資金なしで起業する手段に、サーチファンドがあります。

0→1だけではない、起業の手段をご紹介します。

資金なしの起業ならサーチファンド
  • サーチファンドの仕組み
  • サーチファンドを活用するメリット
  • ネクストプレナー大学なら、財務の知識も学べる

サーチファンドの仕組み

サーチファンドは、次の意味で定義されている仕組みです。

サーチファンドとは

サーチャー・事業承継希望者が投資家から支援を受けながら、自分が次期社長になりたい会社を探し、事業承継する仕組み

ネクストプレナー大学では、「サーチャー」・「事業承継希望者」をネクストプレナーと定義しています。

サーチファンドは従来のM&Aと異なり、投資家はネクストプレナーの将来性に期待して投資を決めます。

ネクストプレナーは、投資家からサーチ費用・決済費用を支援してもらいながら、自ら承継したい企業を選定・承継できます。

サーチファンドを活用するメリット

サーチファンドを活用して起業するメリットは、次の通りです。

サーチファンドを活用するメリット
  • ネクストプレナーが必ず事業承継できる
  • 投資家からの支援を受けられる
  • ネクストプレナー個人の将来性へ投資してもらえる
  • 自己資金を使わずに起業できる

サーチファンドを活用することで、投資家からネクストプレナー本人へ投資を受けられ、事業承継できます。

自己資金を多く投下して、リスクを背負う必要がありません。

0→1の起業でないからこそ、最小限の負担で確実に経営者になれます

ネクストプレナー大学なら、財務の知識も学べる

ネクストプレナー大学では、資金調達を含む財務の知識を学びながら、事業承継の準備ができます。

ネクストプレナー大学では、中小企業経営に特化したカリキュラムで、優秀なネクストプレナーを育成します。

また後継者不在の企業とのマッチング時のコミュニケーションから、実際に承継するところまでサポート可能です。

経営をじっくりと学びながら、確かな実践力を身につけられます。

ネクストプレナー大学については、こちらのリンクから詳しく情報収集できます↓

https://nextpreneur.jp/

まとめ

起業する際の資金調達方法には、それぞれにメリット・デメリットがあり、労力がかかります。

ネクストプレナー大学で経営を学びながら、事業承継に向けた準備をしましょう。