事業承継の道へ進まないとしても、ここでの経験は一生の財産になる

0期生インタビュー
中村俊之|経理

未来の選択肢を広げたいと思った

ネクストプレナー大学に入学しようと決めた動機は2つあります。1つは、自分自身の今後のキャリアについて熟慮していたタイミングだったこと。「経営者になりたい」と明確なビジョンを描いたというよりも、まず未来の選択肢を広げたいと考えたのです。

もう1つは、普段接することのない人たちと出会う機会を増やしたかったから。私は部署異動や子会社への出向は経験してきましたが、ずっと一つの組織に所属しており、業務もバックオフィス系がメインでした。そのため、社外の人とのコミュニケーション機会にはなかなか恵まれなかったのです。ネクストプレナー大学には魅力的な講師が多数参画されており、ぜひ学びを通じて交流してみたいと思いました。

自分のキャリアや在り方を見つめ直す契機に

講師とのコミュニケーションや実際の講義を通じて、視野が大きく広がったと実感しています。たとえばある講義では、自分自身の過去やキャリアを振り返るワークショップに取り組んだのですが、改めて「自分が大切にしてきたことは何か?」「これからどうなりたいか?」を整理することができました。

加えて、さまざまなバックグラウンドを持った同期との出会いも、まさに求めていたものでした。どの方も人間的に素晴らしく、しかもパワフルでポジティブ。私がこれまで触れたことのない知識や情熱を持たれているので、非常に刺激的で得ることの多い時間を過ごすことができています。

ネクストプレナーとは別のかたちでも経営に貢献できる

ネクストプレナー大学で学ぶ中で、改めて気づかされたことがあります。それは、私の今の立場と、中小企業を経営する立場とでは、抱えている課題や果たすべき使命が大きく違うということ。正直なところ、自分自身のキャリアを考えたとき、ネクストプレナーを目指すことは最適解ではないと感じています。

しかし、これは決してネガティブな気づきではありません。どの立場にあっても経営者視点を持つことは意識すべきですし、ネクストプレナー大学のカリキュラムは、マネージメントスキルをはじめ、現職にも大いに活かせる内容だと考えるからです。

私がこれまで身につけてきた会計やファイナンスのスキルも合わせて、経営者のそばで、経営をサポートする存在。それが、今描いている未来のキャリアです。