起業をしたいと思っても、やり方がわからずに踏み出せないという人の割合の方が多いといえます。
起業するにあたって、方法やよくあるお困りポイントを解説します。
この記事でわかること
起業とは
起業したい方の中でも、起業のやり方がわからないという人が圧倒的多数です。
起業の定義や、起業する際に初めにやるべきことを解説します。
- 起業の定義
- ふとしたアイデアから始まる
- 起業する上で初めにやること
起業の定義
起業は、以下に定義されます。
個人・法人などで、新しく事業を起こすこと
起業は、新規事業を起こすことを意味します。
起業自体には事業形態は関係なく、個人事業主として開業届を提出する方法・株式会社(もしくは合同会社)として法人登記する方法があります。
法人として登記することで、社会的信頼が得られやすい反面、資本金・登記のための諸費用・法人税などがかかります。
法人化する際には、コスト面も考慮する必要があります。
ふとしたアイデアから始まる
起業は、ふとしたアイデアから始まることがあります。
既存のビジネスの中には、斬新で独創的なアイデアが光っている事業もありますが、起業家は必ずしもアイデアマンな訳ではありません。
すでに成功している事業のアイデアを元に改善・組み合わせすることで、成功率の高いビジネスアイデアが創り上げられます。
自分が考えついた新しいアイデアと思っていても、すでにこの世の誰かが思いついて実行・失敗している可能性が高いといえます。
斬新な考えだけに凝り固まることなく、ふと思いついたこともアイデアとして書き出していきましょう。
起業する上で初めにやること
起業すると決めたとき、初めにやるべきなのは「目的」の明確化です。
起業は、あくまで目的を達成する上での手段に過ぎません。
一方で、一度起業した後には多くの時間・労力・費用がかかる上、社会的責任が生じます。
目的がブレている状態で起業すると、事業内容の軸が定まらない・儲からない・楽しくないなどの問題が発生しがちです。
起業が目的化してしまうことで、困難なことが生じた際にモチベーション維持が難しくなってしまいます。
起業する際には、ビジネスを通して成し遂げたいこと・自分のなりたい姿などを思考し、言語化できるまでイメージしておきましょう。
起業のやり方
起業のやり方には正解はないものの、スムーズに進めるための基本的な流れは次の通りです。
- なぜ起業したいのか思考する
- 何をするか決める
- 資金調達をする
- 開業手続きをする
- 事業をスタートする
一般的な起業のやり方を、流れに沿って説明します。
起業をしたい理由を整理し、目的を明確化します。
「なぜ起業したいのか」を思考・言語化しておくことで、その後のビジネスのブレない軸が定まります。
定めた目的を元に、具体的に何のビジネスをするか決めましょう。
紙に書き出す・人に話すなどのプロセスを重ね、収益性を見越したビジネスプランを作ります。
ビジネスプランを作ったら、必要な資金を調達します。
資金調達の際には、次の点を明確にしておきましょう。
起業に必要な資金は、ビジネスの内容によって大きく異なります。
資金が不足しそうな場合には、国・地方自治体の助成金・補助金を利用する手段もあります。
助成金・補助金を利用する際には、必要に応じて所定の申請手続きをします。
資金の目処が立ったら、開業手続きをしましょう。
法人として登記する際には、下記の手続きが必要です。
登記するタイミングでは、あらゆる窓口へ多数の手続き・提出物が発生します。
タスクを書き出し、抜け漏れのないよう進めましょう。
開業手続きが完了した後は、ビジネスを社会へPRします。
PR活動に必要な、以下のものを揃えていきましょう。
事業継続の過程では、キャッシュフローの管理など、財務・会計タスクも発生します。
起業のプロセスでは、多数の手続き・タスクが発生します。
スムーズに事業をスタートさせるために、漏れなく・ミスなく進める必要があるでしょう。
起業でよくあるお困りポイント
起業の際には、どの経営者も困りがちなポイントがあります。
起業でよくあるお困りポイントや、解決のコツをご紹介します。
- 事業企画・開発の知識不足
- 財務会計の知識不足
- マーケティングの知識不足
- 人材育成の知識・経験不足
- 経営企画の知識・経験不足
- 不安があるなら、勉強してからスタートしよう
事業企画・開発の知識不足
起業で1番最初に困りがちなのが、事業企画・開発です。
事業企画・開発は、以下に定義されます。
市場・顧客を開発することで事業を成長させ、価値を向上させる施策を決める業務
事業企画・開発では、会社・事業を成長させることがミッションです。
事業開発の段階では、ビジネスの4大リソースであるヒト・モノ・カネ・情報を駆使します。
施策を何度も実行・改善していく必要がありますが、リソースの活用方法がわからない状態では、行き詰まってしまうこともあるでしょう。
財務会計の知識不足
ビジネスをする上では、財務会計の知識が不可欠です。
起業して会社を経営していく過程では、売り上げ・利益を創出し続ける必要があります。
財務状況を把握するためには、次の決算書3点を読み取ります。
財務会計の知識がないと、適切な経営判断ができないでしょう。
税理士などのお金のプロに細かなタスクを依頼したとしても、経営者本人がお金の流れを理解し、計画的に管理していくことは、経営上避けられません。
マーケティングの知識不足
ビジネスで儲かる仕組みを作るには、前提としてマーケティングの知識が必要です。
マーケティングの定義は以下となります。
市場の顧客に価値を提供し、利益を生み続けるための仕組み作り
マーケティングでは、モノやサービスが売れるための仕組みを作ります。
モノ・サービス共に溢れている現代では、多様な選択肢の中から市場や顧客に選ばれ続ける仕組みを作らなければ、ビジネスが生き残れません。
また、時代とともに市場の傾向・マーケティングの手法は変化し続けます。
SNSなどのインターネットやITテクノロジーを生かしたデジタルマーケティングなど、知らなければあっという間に淘汰されてしまいます。
人材育成の知識・経験不足
経営していくうちに必要になる人材育成についても、知識や経験を蓄積しておくことが求められます。
目まぐるしく変化する外部環境で生き残るために、会社組織が柔軟に変化していく必要があります。
会社組織は、能力・ニーズの異なる個人が集まって形成されています。
1人ひとりの人材が能力やニーズに合った職場・業務環境になっているかを分析し、計画的・効率的に育成していかなければなりません。
経営企画の知識・経験不足
経営企画の知識・経験も、経営者として大前提となる要素です。
経営企画 の定義は以下となります。
会社全体の経営状態を踏まえて、戦略立案・実行をおこなう
経営企画は、経営周りの業務すべてを指します。
本来の事業の目的や経営目標の達成に向けて、全体方針・戦略を定めます。
経営企画で判断を誤れば、会社・事業全体が間違った方向へ動きます。
経営者として、責任重大な業務の1つです。
不安があるなら、勉強してからスタートしよう
起業する上で不安があれば、勉強してから起業することも可能です。
ネクストプレナー大学では、次のプログラムで次世代の経営者を育成しています。
※一部抜粋
次世代の経営者を育てることに特化したプログラムが、起業する上で知識・経験不足により一歩踏み出せていない方を全力でサポートします。
まとめ
0→1の起業段階ではやることの幅が広く、知識や経験の不足により思わぬ問題が生じることがあります。
ネクストプレナー大学で知識・経験の後ろ盾を獲得することで、自信を持って経営者として活躍できるでしょう。