【ネクストプレナーOnline開講記念特別コラム】中小企業経営の脱却すべき昭和のビジネスモデルとは

12/22開講（12/16募集締切）の「ネクストプレナーOnline」。
短期間プロジェクト型のオンラインスクールとなりますが、講義のテーマは「脱・昭和型ビジネスモデル」です。
「ネクストプレナーOnline」では、令和の現在でも日本企業や経営者が無自覚に継続している「昭和型ビジネスモデル」を理解し、そこからの脱却方法や、新しいビジネスモデルを把握することで、次世代の経営力を養う機会を提供します。本コラムでは、オンラインスクールの講師を務め、またネクストプレナー大学の学長でもある田中英司先生のお言葉をお借りして、「昭和型ビジネスモデル」の問題点をいくつか解説します。
なお、「ネクストプレナーOnline」の講義では、さらに踏み込んだ内容やここでは解説することができない要点をしっかりご説明する予定です。

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この記事でわかること

講師紹介

田中英司
ネクストプレナー大学学長
SP経営協会代表
株式会社GPC-Tax代表
銀行融資プランナー協会代表理事

■略歴
同志社大学工学部卒業。ダイハツ工業株式会社のエンジニアを経て
株式会社船井総合研究所に転職。同社の経営コンサルタントを経て独立。
その後、ビービーネット株式会社を設立、
2002 年に大阪証券取引所・ナスダック市場に上場(現ジャスダック)。
時価総額 300 億円強、売上 200 億円強のグループ企業を構築。
2007 年 11 月 30 日に同社を辞任。
現在は税理士事務所支援、株式会社 GPC-Tax 代表、
銀行融資プランナー協会代表理事、SP経営協会の代表に就任。

■役歴
大阪商工会議所1号議員、同ベンチャー振興委員会副委員長、
同情報通信部会副部会長、同中堅・中小企業委員会委員、
同だいしょうベンチャークラブ代表幹事＆幹事、
桟ネット幹事＆協賛企業、大商EVEシステム審査委員、産業創造館IAG審査委員、
関西を元気にする会理事（以上は2007年10月30日退任）
2002年アントレプレナーオブジャパン・グロース部門セミファイナリスト、
2007年第1回日中韓若手経済人コンテスト「優秀若手経済人賞」受賞

昭和型ビジネスモデルの問題点

自社の商品・サービスにおいて”量”を追求

日本の企業は売上高確保にこだわり過ぎています。何が何でも売上高を確保しようとすると多くの犠牲を払うことになります。
例えば、利益を犠牲にした安易な値引き、安い値決め、利益に見合わない過大な広告費の積み増しです。
必要以上の幅広い品ぞろえ、長時間の営業をせざるを得ない状況になってしまいます。
売上至上主義は、分散症候群や安売り症候群を招いてしまう原因です。
売上至上主義から抜け、売上減が必ずしも悪いことではないと容認する経営に移行したほうがいいと思います。

“過度な”同質化

日本の中小企業の多くは、既に成功している会社「事業立地(ポジショニング)」「ビジネスモデル」をそのまま当てはめています。そしてそれを現代まで変化せずに経営をし続けていませんか。過去の成功企業と全く同じモデルでやり続けることで、永続的に続く企業となれるでしょうか。時流の変化に対応して、その時代に合わせた変化を起こす。もしできることなら、自らの会社がルールメーカーとなる世界を目指してみることで日本全体の価値が向上するのではないでしょうか。

“過度な”お客様至上主義

日本の企業は、顧客の声を聞きすぎていると感じます。顧客の”過度な”要望への対応は、企業を疲弊させることに繋がります。顧客＝神様、として過剰な対応を行い、自社の経営と従業員を疲弊させてしまっていませんでしょうか。顧客に提供するサービスの内容(幅・種類など)と、対価(価格設定)のバランスが日本全体で歪んでしまっていることが、生産性を著しく低下させてしまい、ＧＤＰが成長しない要因の1つとなっています。
顧客視点は大切です。ですが”過度”になってしまうことで、自らを苦しめていくことに繋がってしまうことを是非考えてほしいと思います。

ネクストプレナーOnlineの講義で昭和型ビジネスモデルから脱却する

上記では、昭和型ビジネスモデルの問題点の一部をご紹介しました。
皆さまの中では、今でも昭和型の価値観が残っていることがあるのではないでしょうか？
ドキッとされた方もご安心ください。
ネクストプレナーOnlineでは、7日間の集中講義により、その考え方の根本から学び直し、次世代の経営力を養うことが可能です。

以下の講義内容をご確認頂き、「昭和型ビジネスモデルや考え方」から脱却を目指す皆さまのご応募を心からお待ちしております。